公開日:2017年4月18日 更新日:2017年8月2日 ©

【開発情報】山岳遭難救助の支援機能



こんにちは、システム・アローポーションの矢部です。
2011年からダイエット目的で山を歩くようになりました。低山から歩き始め、徐々に標高の高い山にも挑戦するようになりました。
山に関する書籍を読んだりや講習会などに参加して感じたことは、「遭難」の多さでした。

以前、戸隠山を歩いた時のことですが、下山後2日程してから長野県警から連絡がありました。遭難者が出て目撃情報を確認しているとのことでした。登山届を出していたので、その情報から連絡をくれたようです。撮影した写真や動画なども確認、同行者にも確認しましたが、教えてもらったような方とはすれちがっていないことを県警にお伝えしました。その後、ニュースで滑落されて死亡していたことを知りました。

そこで考えたのが、有志の方々の協力が必要になると思うのですが、山歩きをした軌跡情報(GPSロガー情報)をWEBサイト上に登録してもらい、遭難者が出た場合、大凡の登山口やルートの情報を入れて検索することで、時間的、位置的にすれちがっている登山者を探すことができるものと思いました。


上記は試作してみたページです。探索する山域の左上の緯度、経度と右下の緯度、経度、調査期間を指定して検索を行います。


指定された条件で山域を歩いていた登山者を抽出することができます。上図は実際に八ヶ岳山域を登山された方々の記録をもとにプロットをしてみました。登山者シンボルをクリックすると、ファイル名が表示されるのでそこから登録者に連絡を行うことができます。より具体的な情報の収集、最終確認時点(地点)を特定することが可能になるかもしれません。特定の場合、特定の権限がある方のみ利用可能な機能にすることで、救助や遭難者の探索の一助になるものと考えました。

現在は登山届の義務化、電子的に事前に登山届を提出できる機能もあります。しかし、登山届はあくまでも登山予定であり、リアルタイムに得られた情報の方が価値があるのではないかと考えました。
余談ですが、山で他の登山者とすれ違う際、挨拶を交わすのですが、私はその人の歩き方や服装、装備品、疲労感などを見て、どのくらい山に慣れている人なのかなどを見るように努力しています。アナログ的な努力とデジタル機器で得られる情報をうまく組み合わせて、安心、安全な山歩きができればと考えています。

次回は登山用のスマートフォンアプリについて、弊社取組をお伝えしたいと考えております。