敷地外保管庫における監視カメラと人体センサーを組み合わせたセキュリティシステム


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【セキュリティソリューション導入事例】(2016.03)

導入の背景

施設様より敷地外保管庫のドアのセキュリティ向上のために現在の鍵施錠に追加でICカード認証をドアにつけて欲しいとお話頂いたことがきっかけでした。 ちょうど、その時期はタイムリーな出来事として、深夜バスの事故が発生し、管理会社のずさんな管理体制の不備を指摘され連日報道されていました。その事実から私たちは問題点を見極め、悪意のある侵入者達はいくら鍵を増やしたとしても、目的があれば侵入する。必要なのは、敷地外という特殊の環境にあるので、悪意のある侵入が発生した場合に可能な限り素早く検知、通知する機能、監視カメラによる行為記録を撮ることをご提案し、お客様がご理解を示してくれて導入となりました。今まではその事実や行われた行為及び状況を知るすべがありませんでした。今回、私たちはこの問題を解決する、セキュリティシステムの構築に挑むこととなりました。

課題、その取り組み

課題として、監視カメラによる撮影と監視カメラのモーションセンサによるセキュリティだけでは対応できない死角が保管庫内にはたくさんあること、また監視カメラのモーションセンサ能力では誤検知もあるため監視カメラセンサー性能には限界があるため、追加で人体センサと組み合わせたセキュリティシステムが必要であると考え設計に取り組みました。 また、大きな課題として、お客様がセキュリティにかけられる予算には、かなり限りがあるため、上記セキュリティを安価に構築することが必要でした。そのため、設計、配線、設置、IoTメール送信ユニットの制作を自社で行いました。 設計にあたって一番苦労したのはIotメール送信ユニットでした。最近、話題のIoT(Internet of Things)を活用したユニットで、このユニットは人体センサの信号を受け取ると、自動でメールを流し、職員様が利用される際には物理スイッチを設けて、人体センサが検知してもメールを送らないという仕組みになっています。

システム概要図

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導入の効果

センサー検知後に配信されるメールにより、即座に何者かの侵入を認知することが可能になりました。また、監視カメラは遠隔リモート操作に対応し、離れた場所からでもパソコン・スマートフォン・タブレットを通して、リモート視聴することが可能になりました。これにより、現場の状況確認が離れた場所からでもすることができます。 カメラは高性能赤外線搭載カメラを採用し、夜間での撮影も問題なくこなせています。 お客様が倉庫内に入った際は検知メール送信機能をオフにすることができる機構を物理的に設けたことにより、誤検知メール送信は極力減らすことができています。

弊社担当スタッフより

近頃では、高性能な監視カメラやセキュリティセンサーが非常に安価で手に入るようになって参りました。弊社では、「お客様の困った」に対して、私たちのスキルを最大限活かして、お客様の問題解決に努めています。既製品にとらわれずに新たな方法を考えご提案するスキルがございます。どうか、お客様のお困りごとを弊社に教えてください。