公開日:2017年2月27日 更新日:2017年5月25日 ©

【開発情報】USB接続プリントサーバの開発(2)



こんにちは、システム・アローポーション株式会社の矢部です。

前回「USB接続プリントサーバの開発(1)」の続きです。さっそく、マイコンを手に入れ、OSのインストール、基本設定、セキュリティ対策を行いました。OSがLinuxなので、多少不慣れな部分はあるものの昔の記憶を辿りつつ、ネットの情報を参考にさせて頂き、プリントサーバとして一通り動作する状況に至りました。現在は社内の複合機(Canon PIXUS MX923)に接続して、動作テストを行いました。動作は良好でした。

本日、お客様の環境に持ち込み動作検証を行ったところ、とてもスムーズに導入することができ、尚且つ、動作も良好です。試した機器はFuji Xerox社製複合機 DocuCentre-V C3376です。

 

課題としては、LinuxOSが動作している端末という点でセキュリティー対策が必要になるというところです。変更や書きこみが全くできない機器であれば、ウイルス感染などの心配はないのですが、LinuxOSが動作している機器である以上、ウイルス対策や通信ポート制限、アプリケーションの制限、禁止設定などが必要になります。また、ファームウエアのアップデートと同様に定期的なメンテナンスも必要になります。

また、市販されているプリントサーバ(デバイスサーバ)では、設定専用画面やツールの提供がありますが、この機器では一部、Linuxでの操作設定が必要になります。特定された環境下で利用する分には問題ありませんが、誰もが利用できるようにするためには何等かの工夫が必要になります。

(USBやLANの大きさから見ると全体の小ささがよくわかりますね。名刺を一回り大きくした感じです)

 

(ケースに入れたRaspberry Pi 3です)

 

今回、マイコンとして「raspberry pi 3」を使用しました。操作した感じとしては「普通のLinuxパソコン」で、とても安価に制作できる端末という印象です。特にこれができないなどの制限はなく、様々なサービスも動作させることができます。活用次第で、様々なセンサー(GPSや気温、湿度、気圧センサーなど)と組み合わせて、情報の発信やロガーとして実現できます。判りやすい設定画面のご提供などを踏まえ、今後もマイコン開発を継続し、フル活用できるように注力して参りますので、ご期待ください。